【投資初心者向け】何故株価が上がるのか?EPSとPERを用いて解説

こんにちは。SORAです。

私は1年半前に株式投資を始めた新米ですが、少しでも株式投資を始めるきっかけや投資初心者のお役に立てたらと思い、いくつか記事を発信しています。

私が投資を進める理由はこれです。

【投資初心者必見】株式投資をオススメする理由

今回も株式投資初心者向け

「何故株価が上がるのか」

について考えていこうと思います。

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株価とは

株価=EPS(一株当たりの純資産)✖︎PER(株価収益率)

になります。

亀さん

そもそもEPSって何?

EPS=当期純利益➗発行済み株式総数になります。

つまりEPSとは会社が一年間に儲けたお金に対し、

発行している株式の枚数で割った値になるのです。

SORA

亀さん

じゃあ、PERって何?

PERとは、株価がEPSの何倍になっているかを表します。

そのため、当期純利益を100%配当に回す会社が存在した場合、

何年で元が取れるのかを表しているとも言えます。

亀さん

なんか、ちょっと複雑になってきた。

ここら辺って用語は知ってても、なんか理解しにくいですよね。

オリックス株式会社を例に説明していきます。

参考:バフェット・コード

この値を先程の株価の式に当てはめると、

1783(株価)≒152.3(EPS)✖︎11.7(PER)になります。

では、PERと配当性向に着目します。

仮に、オリックス(株)の株を100株購入した場合、178300円かかります。そして、もし配当性向が100%だとしたら、

約12年で178300円の配当金を貰えるということになります。

では、今のオリックスの配当性向は、31.5%ですので、

11.7➗31.5%=37.14になります。

そのため、約37年で178300円の配当金を貰えるという計算になります。

亀さん

37年って結構時間かかるなあ

37年で100%返ってくるってことは、100%➗37=2.7%の利回りってことなので銀行の金利とかと比較するとその凄さがわかると思うよ。それにオリックス(株)は配当金の他にも様々なサービスのある投資家思いのいい企業なんだ!

SORA

では、何故株価が上がるかについて考えていきます。

株価の上がる要因 〜需要増〜

当たり前ですが、買いたい人が多いと株価は上がるのです。

2020年の3〜5月の頃の「マスク」が良い例です。

新型コロナウイルス感染症が流行る前は、マスクは安いと一枚10円で売られていましたが、昨年の春はマスクの供給が追いつかず、一枚50円のマスクが普通に売られていましたよね。

株価も同じです。

株式発行枚数には上限がありますので、株式は誰かから買わないといけません。

そのため、需要>供給の場合株価は上がります。

株価の上がる要因 〜EPSの増加〜

何度も書きますが、

株価=EPS(一株当たりの純資産)✖︎PER(株価収益率)

なので、EPSが上がれば株価は上がります。

EPSが上がるというのはつまりその企業の当期純利益が上がるということです。

当期純利益が上がる理由は幾つかあると思いますが、

・売上高が上がった

・原料費を抑えることが出来た

などがあります。

亀さん

企業がもっとお金を儲けることが出来たってことだね。

株価の上がる要因

〜PERの増加(考え方①)〜

この増加を考えるのが難しいと私は思います。

PERは何故増加するのでしょうか?

一つは、株価とは現在の株価を表しているのではなく未来の値を表しているからだと考えます。

例を一つ挙げます。

A社(食品メーカー)は2021年2月4日時点で、

株価:2000円 EPS:100円 PER:20倍があるとします。

そんなA社が、2月5日に

「新たに我が社では、SDGsを考慮し2022年新たに大豆ミートの販売を開始します。」と発表したとします。

その後2021年3月4日時点で、

株価:3000円 EPS:100円 PER:30倍になりました。

PERが20倍から30倍に上がりました。

何が起きたのでしょう?

もちろん、需要が上がったとも見れますが、2022年の時の大豆ミートの売り上げ増によってEPSが150円になると推測されたのかもしれません。

つまり数年先のEPSが上がることを見越してPERが上がることで、

株価が上がるのです。

株価の上がる要因

〜PERの増加(考え方②)〜

もう一つの考え方が

PER=1/(rーg) (r>gの場合のみ)

r:割引率

g:企業成長率

です。

この式の基本的な考え方は、配当割引モデルがわかりやすいので、

wikipedia

こちらを参照してください。

亀さん

急に訳分からん式が出てきた。

解説していきます。

割引率とは、未来のお金を現在の価値に表す際に使う割合になります。

今1万円もらうか、一年後1万500円もらうだとどちらが良いでしょうか?

人それぞれの考え方がありますが、例えば今1万円あれば株を購入して、5%利回りを取れると考えるとこういう数式になりませんか?

現在の1万円=一年後の1万500円

この場合、割引率は5%になります。

これが割引率という考え方です。

そのため、PERとは、

Rが下がるとPERが上がり、gが下がるとPERも下がる

このような動きをします。

r(成長率)が下がるとPERが下がるのは

なんとなく想像しやすいですよね。

ハイテク企業などのグロース株はPERが高いため、

決算で成長率が鈍化すると売られる傾向にあります。

では、g(割引率)が下がるというのはどういうことでしょうか。

米国株を例に解説していきます。

米国株は以前に大統領選と米国株価の相関を調べているので気になる方は見てみてください。

米大統領選挙が与える米国株への影響

g(割引率)減少は様々な要因が考えられますが、その一つに米国10年国債の金利が挙げられます。

国債は安定的な利回りをもたらす資産ですから、

金利が下がることで、割引率が下がると考えられます。

それでは、米国株の有名な指標の一つであるS&P500のPERと

米国10年国債の金利の推移を見てみましょう。

金利とPERの逆相関のグラフ

https://www.multpl.com/s-p-500-pe-ratioのサイトより作成

このように金利とPERには逆相関の関係が見れるかと思います。

よってPERは金利が下がると上がるのです。

まとめ

・株価=EPS(一株当たりの純資産)✖︎PER(株価収益率)

・需要が増えると株価は上がる

・EPSが増加すると株価は上がる

・期待感からPERが上昇し株価は上がる

・成長率が上がるとPERが上昇し株価は上がる

・金利が下がるとPERが上昇し株価は上がる

いかがでしたか。

最後の方は少し複雑になっておりますが、

少しでも参考になれば嬉しいです。

今後も初心者の私が初心者なりに勉強したことを発信していきますので、よろしくお願いします。

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